賢い買い方
ジュエリーをお買い求めになる時と、お洋服や電化製品をお買い求めになる時と何も変わりはありません。
お洋服を選ぶとき、色々なお店で試着をしませんか?
お洋服の生地や縫製について分からないことがあればお店の人に聞きませんか?
また電化製品を買うときにも色々なメーカーの製品を比較してみませんか?
ジュエリーも同じで種類やデザインが沢山あります。
価格が安くなっているからと衝動買いをすると、後で後悔する事にもなります。すぐに安易な値引きや購入に対しての優遇策を提示されたり、強引に薦められたりした場合は、特に注意してください。
初めてジュエリーを購入しようと検討される場合は、ご家族やご友人などと一緒にいかれることもひとつの方法です。
いいジュエリーとは、ご自身で美しいと感じ、その美しさに納得感が得られるデザイン・品質・価格等のバランスがとれていて、尚且つ是非ご確認いただきたいのが着用性に優れていて、使い心地の良いものかということです。
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さあ、色々なお店でご自分の気にいったジュエリーを手にとって、試着してみましょう。
もちろんジュエリーは必ずアフターサービスが必要な商品です。
販売員の商品知識やコーディネート能力などのチェックも信頼できるお店探しの第一歩です。
保証書や鑑別書等は無いよりも有った方が良いですが、保証書があれば安心というのでなく、販売店としてのアフターケアや責任の範囲についてきちっと説明をしてくれるお店を選びましょう。買う側にも自己責任が要求される場合もあるので充分に気をつけてください。 -
購入先別の注意点
- 実店舗で購入する場合
- 次のような販売方法には要注意!
- (1) 実態のない価格や百貨店上代などという価格からの大幅な値引きや、「二重価格表示」、「卸価格」などという恒常的な割引提示販売。
- (2) 数人の販売員などによる取り囲みや、購入するまで帰れないような圧力を感じる販売方法。
- (3) 電話や路上での声掛けによる勧誘や、メールなどを利用して店舗などに誘い込みをする販売方法。
- (4) 内金や手付金を強引に要求したり、分割支払い等での支払い総額を説明せず月々支払い額を強調しての販売方法。
- 訪問販売等で購入する場合
- 次のような点に要注意!
- (5) 店舗や会社所在地等の確認や、会社概要の把握と購入後(支払い後)のアフターケアや 将来的な販売責任に対しての対応について販売契約書などで把握しましょう。
- (6) 購入決定後にためらいが生じた場合には、クーリングオフという制度で8日間以内に 無条件解除の申し立てができます。
- (7) 見本やカタログなどで購入現品を確認する前に契約して支払いをしてしまった場合は、特に注意を要します。
- カタログ通販やテレビショッピング、インターネットショッピングで購入する場合
- 次のような点に要注意!
- (8) ジュエリーは目で見て、手にとって、着けてみての3つの購入要素が特に必要です。実物を確認せずに購入する際は、使用素材や返品可能かどうかなどを含め実店舗で購入する場合以上に正確な情報を確認してください。
また、これらの販売方法ではクーリングオフは認められていませんので、原則として、購入したら後から思い直しても商品を返品して代金を取り戻すことは出来ません。
ただし、クーリングオフと同様の返品を自主的に受け付けている業者も多く、また、返品を受け付けない場合は広告等にその旨を表示しなければならないという規制があり、これに違反している場合、商品の返品が出来ます。 - (9) 天然のものである宝石と真珠は二つと同じものはありません。同一デザインのジュエリーを多数販売する通販等では、手元に届く商品は見本とは別のものであることを承知した上で注文しましょう。
- (10) 一部の通販会社では、ダイヤモンドの類似石(合成石等)に固有の名称として○○○○ダイヤモンドなどという紛らわしい表示説明をしたり、目に付きにくいところへ実際の素材名を記述している場合や、シルバーが主体の製品にめっき加工をしてプラチナ仕上げなどという造語を使ったり、また「Pt100」とプラチナが10%しか含有していないのに、あたかもプラチナが100%含有しているような表示をしている場合があります。
とくに今はやりのネットオークション等でのご購入に際しては、ご自身での的確な情報の把握が要求されますので、充分に注意をされ「しまった!」ということのないように心掛けてください。
- (8) ジュエリーは目で見て、手にとって、着けてみての3つの購入要素が特に必要です。実物を確認せずに購入する際は、使用素材や返品可能かどうかなどを含め実店舗で購入する場合以上に正確な情報を確認してください。