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お知らせ

シルバーリングのひび割れ
-デパートでシルバーのリングを買い、サイズを25番に直してもらいました。すぐにひび割れしたので修理してもらいましたが、 また2ヶ月ほどでひびが入りました。サイズ直しには地金を足すことがあるのですか。-

新しい世代のファッションとしてメンズリングをご愛用いただきありがとうございます。でも問題が多くて申し訳ありません。
サイズ直しは、一旦切断した腕部分を開き、その間に大きくする長さの地金を挟んでろう付します。その後、
リングの形にやすりがけし成型します。リングの元のサイズが判りませんが、25番にするには相当の地金を足したと思われます。

銀は金やプラチナに比べて安いので、それなりに手間も簡単なのだと思われがちですが、実は金やプラチナに比べても大変扱いにくい地金なのです。一番の原因は熱伝導率がずばぬけて高く、ろう付作業では熱が逃げてろうが溶けにくいということがあります。
そのくせ、熱をさらに加えると本体が溶けてしまいます。このリング自体が大きいので、ろう付作業には相当の技術が必要です。

ひび割れというのは、その足した部分と元の部分とのろう付箇所でしょうか。そうであるなら、ろう付作業が完全でなかった可能性があります。2度目も同じ原因です。販売員の説明が足りなかったと思いますが、銀のリングのサイズ直しは難しく、お店によってはお断りしています。また最初からサイズをいくつか用意し、合うものだけでお買い上げいただいている店も多くあります。

今後、もし新しくリングをお求め頂くことがあれば、気に入ったデザインが国内生産品であれば25番で新しく注文されることが問題が起こさないと思います。

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