今回の「ダイヤ鑑定書かさ上げ報道」につきましては、消費者及び関係各位に多大なる影響を与えるもので、極めて遺憾なことと受け止めています。
現在、消費者の皆様のご心配に適切に対応するよう、関係事業者に事実関係の確認と必要情報の開示を求めています。
なお、消費者からの問い合わせ等については、信頼を損なうことなく真摯に対応願います。当該グレーディングレポート(鑑定書)の照会および再グレーディング(再鑑定)の手順は下記の通りです。
(ア) 全国宝石学協会のホームページ( http://www.gaaj-zenhokyo.co.jp/kensaku_system.html )で問題のカラーグレーディング(鑑定)が行われたとされる期間(2007年2月~2008年10月)のダイヤについては、グレーディングレポート(鑑定書)の管理番号で確認できます。
(イ) 消費者から再グレーディング(再鑑定)の依頼があった場合は、販売店においてルースの状態にし、宝石鑑別団体協議会(AGL)( http://www.agl.jp/ )会員から一社を選んで依頼できます。
この度の問題は、全国宝石学協会のダイヤモンドのカラーグレーディングに限定されており、色石の鑑別等に問題が波及するものではありません。
社団法人日本ジュエリー協会としましては、ダイヤモンドグレーディングレポート(鑑定書)は、事業者間におけるダイヤモンドの取引価格の目安にされるべき性格のものと判断しています。事業者間の取引に関する問題は事業者間で解決されますようお願い申し上げます。
事業者各位には、お客様よりなお一層の信頼を得られるよう、高い倫理感を持ち事業を遂行する旨、重ねてお願い申し上げます。