このたびの「全宝協によるダイヤモンド鑑定書のかさ上げ報道」につきましては、消費者及び宝飾業界全般に多大な影響を与えましたこと、極めて遺憾なことと受け止めています。
当協会は消費者信頼の維持と、業界の混乱を早期に収束すべく外部識者の協力を得て、情報を精査し集中的に対応を進めています。
日本ジュエリー協会はジュエリー産業に携わる皆様に対し、当協会の本件に対する基本姿勢を以下に示します。皆様方のご理解を賜りながら共に協力し、事態収束を図りたいと考えます。
【日本ジュエリー協会は以下の通り考えます】
1.本件について協会は、消費者ならびに事業者の混乱等を早期に収束させるべく関係各位とともに最善を尽くします。
2.消費者からの問い合わせ等には信頼を損なうことなく誠実な対応をしていただきたい。
3.AGLによる検証は、全国宝石学協会における問題となった期間(2007/2~2008/10)のダイヤモンドのカラーグレード(D~Jカラー)に限定されます。それ以外(カラーダイヤモンドのグレーディング、カラーストーンの鑑別)に関しては、AGLルールに則り厳正に行われていると思料します。
4.事業者間の取引に関する問題は、販売者責任を問われぬよう個々に解決を図っていただきたい。
5.協会はダイヤモンド・グレーディングレポート(鑑定書)は、事業者間取引における品質の目安であると考えます。